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西村 昭彦
no journal, ,
高温大型構造物の代表である原子炉、とりわけ高速中性子を利用する次世代炉においては、その安全性向上のために定期検査の充実のみならず運転中のオンラインモニタリングが不可欠である。原子力機構では、新たにナトリウム循環施設の建設を進めており、本施設を利用した各種の保守保全技術の高度化を計画している。今回、原子力機構では、超短パルスレーザ加工により製作した耐熱FBGセンサをナトリウム配管に実装し、その熱膨張や重量歪みを計測できるようにした。本施設の最高運転温度は550度である。本技術は800度以上の高温で運転される高温ガス炉による水素製造ループのオンラインモニタリングの基盤技術に役立つ。